日記

創作物の感想とか毎日のこととか

喫茶店

名古屋に好きな喫茶店がいくつかあります。

その中の一つが本山にある星屑珈琲。本山駅から歩いてすぐのビルの中、階段を上った先にあります。席は10席。店主の方が1~2人での来客をすすめられていている、静かな場所です。

メニューはコーヒーが数種類、クリームソーダ、日替わりケーキ、フレンチトーストなど。器や盛り付けがおしゃれで、そういった細かい部分をとっても決して雰囲気が崩れることがありません。

 

行ったのはたった数回なのにすごく印象が強いお店です。どうしてだろう、と考えた時に思ったのは「自分の中身が試されるような場所だから」ということ。

 

本当に静かなんです。それは私に注意を向ける人はいないし、私の注意を散らすようなものがない、という静かさ。

各々が1人で作業をしている。2人でも静かに会話されている。本を読んでるのか、課題をしてるのか、小説を書いてるのか、仕事をしているのかわからないけど、ただその人がすべきだと感じることをする空間。だからおのずと自分自身に集中せざるえません。

私がすべきことはなんだろう。自分の存在や価値観ってなんだろう。自分の中身が試されているような気になります。それは喫茶店がもつ非日常さが突き詰められた形なのかもしれません。

 

自分のふるまいを振り返る時、ふとこの喫茶店の空間を思い出すことがあります。

休みのうちは空想しながら頑張って、行きたい気持ちを高めて、落ち着いたら張り切って星屑珈琲に行きたい。週一で行きたいな。行けるといいな。

 

 

伺ったのはだいぶ前なので、メニューなど変化しているかもしれません。

hoshikuzucoffee.com